始めに
脳の病気と聞いて「大した事ないよ!」なんて考えている人は少ないのではないでしょうか?
もし家族や友達から「自分は脳の病気なんだ」と告白されたらならば、励ましの意味ではそう答えるでしょうが、本音は違うと言う人が殆どだと思います。
実際に脳の病気は危険で、その多くは大した自覚症状も無く、ある日突然発病し、運悪くそのまま死亡してしまう方も大勢います。
例え助かったとしても、かなりの確率で何らかの後遺症と一生を共にする事になってしまう恐ろしい病気です。障害者向けのリハビリ施設などでは、今も多くの人が後遺症と戦っています。
後遺症も様々で体の麻痺、言語障害、視力障害、排泄障害等、程度の違いこそあれ日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。中には全身の機能を奪われて、俗に言う植物状態に近い方も存在します。もちろん病気で苦しむのは一人ではありません。
家族も一緒に病気あるいは後遺症と向き合う事になり、終わりの分からない介護という現実を受け入れるしかなくなるのです。
実は私は介護職をしています。リハビリ施設に勤務した事もあり、これまで何人もの後遺症を抱える方とお話をした事がありますが、異口同音に健康な体の素晴らしさを語っていました。
体が不自由になた時に初めて普通である事がいかに大切かを実感出来たそうです。殆ど植物状態となって返事の無い人間に、毎日のように問いかける家族の姿も見てきました。毎日のように人間の無力さを痛感させられます。
日々医学は進歩していて、以前では助からなかった病気であっても、命を取り留める可能性は高くなっています。いつの日か全ての病気、後遺症すら克服する日が来るのかもしれませんが、少なくとも今現在は治せないものが数多く存在しているのです。
これらの病気を100%避けるのは難しいと思いますが、予防をして、その可能性を下げる事は出来ます。ほんの少しの予防が運命を分ける事になるかも知れません。闇雲に健康マニアになれ、とは思いませんが、ちょっとだけでも生活を見直しては如何でしょうか?